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スウェーデンのVATは高いです!(写真はストックフォルムの商業地区)
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EU圏とVAT(付加価値税)、マデイラ諸島がテレコムオペレーターのメッカに?
カテゴリー:ビジネス 更新日: 2006-05-07
マデイラ諸島と言っても知らない人が多いだろう。しかし、ヨーロッパのテレコムオペレーターにとって、マデイラ諸島は特別な島となりつつある。
これにはVAT(付加価値税)といわれる税金が関係している。
■ EU圏とVAT(付加価値税)
VATとは、Value-Added Taxtの頭文字をとったものであり、日本語に直訳すると付加価値税となる。
これは、日本における消費税と同じで、何か購入した場合に、その購入金額に応じて一定割合が課税される。
EU諸国では、物品とサービスに対して一定のVATが掛かるが、このVAT rate(付加価値税率)が最も高いのはスウェーデンとデンマーク。その税率は、なんと25%である。その他のヨーロッパの大国も、イタリアは20%、フランスは19.6%、イギリスは17.5%、ドイツは16%とおおむね高い。
細かいく言えば、物品やサービスの種類によりVATは異なるが、ほとんどの物品やサービスで上記のVATが請求されると思ってよい。
■ 最もVATが安いのは?
そこで気になるのが、もっとも安いVAT rateはどこかという事だ。
EUでは、ほとんどの物品とサービスに対する最低付加価値税率を決めており、これは、15%である。つまり、どの国が、15%の付加価値税率を採用しているかということになる。
その答えは、キプロス、ルクセンブルグ、そして、ポルトガル領、マデイラ諸島なのである。ちなみに、マデイラ諸島は、ポルトガルの南西、北大西洋上に浮かぶ温暖なリゾート地である。
■ テレコム業界の規制緩和
2003年以降、EUの規制緩和により電話、及び、インターネットサービスが国境をまたいで販売することが可能となった。
これによりVATが安い地域に会社を設立し、VATが高い国でサービスを提供すれば、VATの高い国に本拠地を置きサービスを提供している会社に比べ、税金分だけ安くサービスを提供することが出来る。
ファイナンシャルタイムズによると、イギリスに展開するISPのWanadoo社は、定額制ダイアルアップサービス「Anytime」の提供主体をマデイラ諸島に移し、低い付加価値税のメリットを享受しているという。
日本においては、このような問題は発生し得ないが、税制は地域振興などにも使えることから、マデイラ諸島のケースは実に印象深いだろう。
尚、ヨーロッパ旅行の際の買い物では、VATは一定率が返還されることがほとんどである。ヨーロッパで、Tax Freeマークを見つけたら是非とも確認してほしい。

